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二季振りにルリビタキの雌っこが現れ・・静謐な中で向き合う時を味わえて・・!!🤩
- 2024/02/13(Tue) -
この暖冬にもかかわらず、冬鳥のルリビタキの雌っこが、入り込んでいるとの話は耳にしていた。

一昨年・・と言った方が良いのか、一季越えの二季振りと言う方が分かり易いのか・・何れにせよ前季は出会えなかったこの子の来訪には、やはり嬉しいものがある。



ルリビタキ3−1
公園の駐車場から程無い斜面路を歩んで行くと・・すぐの近場の道端に、それらしき小鳥がちょろついているではないか。

やはり噂のルリビタキであった!!

時折の人通りもある中で、左程警戒する風もなく、道端の虫か何かを漁っている様である。



ルリビタキ3−2
とは言え少々図に乗って近過ぎてしまい、近場の蔓性植物に逃げ込まれ、失せてしまった。



ルリビタキ3−3
これは数日後に再び出会った時のシーンである。

生い茂る樹木の暗がりの中に歴史的人物のお墓があり、晴天ながら早朝でもある静謐な暗がりの中、この子が暫くの間採餌に勤んでいるのに出会えた。



ルルビタキ3−4
こちらがカメラを構えて割合い接近しているものの、採餌に夢中の様子で、地べたの虫を漁ろうとしている。



ルリビタキ3−5
捉えた虫を咥えてやって来た。



ルリビタキ3−6
小枝に虫でも居るのだろうか・・?



ルリビタキ3−7
ルリビタキにはこれ迄何度か接して来ているものの、この子の地鳴きであれ何であれ、鳴き声を耳にした記憶は・・まるで無かった。

繁殖時期でも無いし、この子は地鳴きも含めて声を発する事のない種なのだろうと、鳴き声を耳にする事は諦めていた。


そしてこの時、静まり返ったこの状況のお陰ではあるのだが・・微かに鳴いているのを耳にした・・と言うより目の前で微かに体を震わせながら、声を発したのである!!😳

・・ああっ・・この子も鳴くのだ!!・・と胸を張って迄の明瞭な鳴き声では無いにせよ・・確実に鳴くのだ!!

鳥が鳴いて当たり前とは言え・・この子の微かな鳴き声に感嘆し、感動さえ覚えたのである!!😳


珍鳥でも、名鳥でも無く・・静謐な空間でのこの子とのこうした濃密な一対一のひと時・・実に満たされるものを得られた気がしたし、『野鳥冥利に尽きる』思いがしたとさえ言いうる!!



ルリビタキ3−8
今回と同じ森での二季前2022年3月のルリビタキ雌っことの出会いのシーン。

ぼくはすっかり勘違いをして・・この子との出会いは3季振りか、あるいは4季振りとばかり思い込んでしまい、遡って探ってみれば、何と2季振り、即ちまる2年振りでしかなかった・・のであった!!

何故この様な勘違いをしたのか??・・

その原因は恐らく・・この2年間に、個人的な幾つかの大きな出来事が重なっていて、時間が伸びたのではなかろうか?

言ってみれば『アインシュタインの相対性理論』の雑破なる趣旨の如く、当然の事と言えなくも無い。


僕らは時間というものを、時計の動きを眺める如くに、ある一定の客観的定量的流れと錯覚してしまう。

やはり・・時間は伸びもすれば、縮みもする・・のである?・・ルリビタキちゃん・・どう思いますか??🤔







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7年ぶりのルリビタキ♀・・今回はじっくり付き合ってみた 🤗
- 2022/03/05(Sat) -
ルリビタキ23
この公園での前回のルリビタキ入り込みは、2015年1月の冬場であった。

全く同じ場所に、どうやら7年後に再び入り込んでくれたということになる。

当然7年前の子とは別個体の筈ではあるが、ここは居心地の良い場所という事なのだろうか?



ルリビタキ22
雄も良いが、雌の方はヒタキ類らしく表情が可愛らしいので、撮影も楽しいものがある。

公園の一角のためか、はたまた雌であるせいなのか、距離的には大分近い方かと思うが、面と差しで向かい合う状態でも、思いの外警戒感は低いようだ。


一因としては、およそ公園の様なひと気の頻繁な環境に入り込む子は、土台からしてそうした子なのかも知れないが、別の要因をも感じて来てはいた。


先達てNHKの「Wild Life」で、 動物写真家前川貴行氏を取り上げていたが、氏が大変印象的な事を語っておられた。

それは福島県の某湖水脇にて、非常に警戒心の強いツキノワグマの撮影に当たり、ブラインドでガッチリ身を隠さず、むしろ撮影者の姿を日々露出させ、日数を掛けて相手の目に晒してしまい、安心感を植え付けてしまう・・というもの。

言われてみれば、思い返せばそれに似た経験がままあることに気がつかされた!!

ここのルリビタキも、似た様な状況ができているのでは・・そう思えて来た。



ルリビタキ21
小さな岩場の頂点に木漏れ陽が射した・・タイミングよく止まりに来てくれた!!

良くみるとこの岩・・ツタ類のヒメイタビ、クワズイモ、オオタニワタリの若芽など、南国の自生植物で囲まれている。

ルリビタキ姫の沖縄での来島記念写真としては、充分に御膳立てされた舞台設定である。😅



ルリビタキ25
この子大概は地面に降りて、虫などを漁っている。

しかし時に飛び交う羽虫をフライングキャッチで捉える・・ヒタキだからお得意芸ではあるのだ。



ルリビタキ26
どうやら一定程度の時間が経つと、消え失せてしまい、気配が全く無くなる。

消え失せた先を若干追うと、別の縄張り領域に移動する様なのだ。

このシーンはやや離れた近場の林の中に埋もれ、その近辺での動きをキャッチしたものである。

その後完全に消え失せ、縄張りチェックと採餌にと何処かに移動している?・・そんな想像をしてみたくなる。



ルリビタキ27
太陽が回り込んで逆光気味になった頃、再び元の場所に戻って来た。



ルリビタキ28
時折ピタッと動きが消えてしまい、てっきりまた何処かへ飛んだのかと観念していると、どうやら繁みの奥で休息したり、羽繕いにご執心していたり・・出ずっぱりでは疲れてしまうのでしょう?

暫し日数をかけ付き合ってみると、今まで見えなかったこの子の生活が窺えてきて、一層の親しみを覚えてきたところだ。



話は変わるが、1月末に愛犬そらが昇天し、一番面倒を見て来ていた我が奥方のペットロスが次第に高じてきたようで、早急にどうにかしなければ・・とひとつの決断を迫られていた。😱

結果、今後は『猫』を飼うことを決断・・。

2月14日には、可愛らしい子猫を我が家に招き入れることになった。

騒ぎなもので、受入れ準備やらなんやらと・・バタバタしてどうにか現在落ち着きを得て来ている。

ということで野鳥どころの騒ぎではなかったのであった。

おまけに長きに渡って本島の天候も優れず、撮影気分にもなれなかったので、暫し撮影から離れていた次第である。




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ルリビタキの雌に暫くぶりに出会った
- 2014/04/13(Sun) -
4月も中旬になって南方から北上する野鳥達も一部の種を除いてピークを過ぎているのではと想像してみる。

何しろ去年訪問した北海道天売島の5月中旬で、北帰行のピークを過ぎようとしていた位だからである。

ちなみに島外から沖縄に定期的にバーディングに来ている方によると、今年は沖縄の今頃の旅鳥数が驚く程少ないようだとの事。



ルリビタキ1
このルリビタキの雌は、我が家のワンコとの夕暮れ時の散歩中にひょっこり出会っ子である。

久し振りにルリビタキの雌(と思うのであるが?)に出会えて、嬉しいものである。

幸い車の中に不意に備えてのカメラを載せておいたので、大急ぎで駐車場まで取りに走ることになり、息も絶え絶えに厳しい光線状況の中、モクマオの枝に止まったところを何とか証拠写真程度に押さえたのであった。


ルリビタキ2
翌日は仕事を早めに切り上げて、陽がまだ残っている間にと欲を出したが、ラッキーにもまだいてくれた!!

ヒタキ類は愛らしくもカワイイらしく、しかも人をそれ程怖れないので、撮影していても楽しいものである。


ルリビタキ3
ここは浦添市内のよく有りがちな公園の一角である。

しかし利用者は少ないほうで、野鳥も安心して寄りやすいのかもしれない。


ルリビタキ4
良く見ると、この子はまだ若いように見える。

要所要所の色合いが薄いのである。

特に尾羽の青味がまだしっかりしていないのと、脇のオレンジ色も小さめで弱い感じだ。


ルリビタキ5
そこで7年前に中部の公園で撮影した同じルリビタキの雌と比較してみた。

この子は曇天下林の茂みの内部にいたので、いまいちシャキットしない写りではあるが、ピントだけは珍しくも納得のいくものであった。


ルリビタキ6
幸いこの子が林の外に飛び出してきて、何か虫でも捕らえたのであった。

そこをすかさずワンショット・・尾羽も瑠璃色が明快で見事にルリビタキ雌の成鳥らしさが際立っている。


ところでこの浦添市内の公園でのルーティンな散歩中に、これまで「サンコウチョウ」と「キビタキ」も渡りの中継滞在を偶然撮影しているので、いずれの機会に引っ張りだしてみたい。


そういえば先のまだお若いルリビタキは、儚くも翌日には消え去っていた・・。

僅かに2日間程・・彼らの滞在っていつも短すぎるなー。


ところで先月末でこのブログを始めてから丁度2年を過ぎたので、ためしにFC2の書籍化を利用し製本にしてみることにした。そして先達て2年分2冊が届いたのであるけれど、形にしてみると正直これほど嬉しい気分になれるものとは想像だにしていなかった。自己満足も極まった思いだ。いろいろな方々に覗いていただけるのが有り難くも大きな励みになっているので、次の書籍化目指して進んでいけそうである。


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