ここも沖縄?・・特異な地形と地質が生む与那国島の景にクロサギが 1羽・・
- 2017/10/17(Tue) -
与那国島といえば春秋の渡り鳥の通過地点として、国内でも珍鳥に出会える野鳥愛好家垂涎のフィールドのひとつとされている。

どうにも自分には否定しがたい珍鳥への欲求が潜んでいるようで、やはりまだ見ぬ鳥は見てみたいし・・今回と言わずわざわざ県外にも出かけていくひとつの要因なのだろう。

しかし心残りながら・・結果として今回はそうした目的を達成しきれなかった。 ( >_< )


ところがところが・・与那国島は周囲27km程度の小島ながら、地形に変化があり、琉球列島の中でも特異な地質のためか思わぬダイナミックな光景を思いのほか興奮気味に堪能できた・・のである。



クロサギ11
目的の珍鳥の探索もさることながら、ツアーではきっちりと島の鑑賞ポイントも抑えてくれていた。

そのひとつが、太平洋の荒波に屹立するこの高さ30mの「立神岩」である。

暫く眺めていると、洋菓子のミルフィーユにも似たこの岩の成り立ちに何か特異なものが有りそうで、少しづつ興味が湧いてきた。



クロサギ12
その足元を双眼鏡で覗いてみれば、摩訶不思議に黒ずんだ平坦な岩棚が太平洋の荒波に洗われている姿が、尋常ではない状況を示している様に思えてきたのだ。

あとで調べてみると、この黒ずんだ岩棚は第三紀堆積岩の「泥岩」らしいのだ。

与那国島は火山島であり、一般的な隆起珊瑚礁の島ではないことで、特異な風光を見せている要因なのかも知れない。



クロサギ13
そのことは近場の続きの海岸線を見降ろしたとき・・鮮明に表れていた!!

丁度このとき偶然にも午後4時の干潮時刻に当たっていて、タイミングよく一羽のクロサギが真っ平らに黒ずんだ岩棚にいてくれて、際どく浸された水面にきっちり「鏡写し」になっている姿がそこにあった!! (◎o◎)

まるでクロサギ君が「みなさん、お待ちしていました・・」と言わんばかりの風情に見えたのも無理なし、大袈裟に言えば神懸り的絶妙なタイミングであったとさえ思いたいくらいだ。

干潮のためかクロサギだけではなく、幾多もの蟹の蠢く姿も目に入るが、どうもクロサギの興味の対象では無さそうだ。



クロサギ14
暫くしてクロサギは餌でも求めるように、岩棚の途切れるエッジまで歩んできた。

それにしても太平洋の荒波の撃ち砕けるこのように切り立った岩場で、一体どのようにして獲物の小魚を捕えようと・・?
(なんとなく・・クロサギの焦りとか孤独感までが伝わってくる気が・・)



クロサギ15
流石に・・飛翔して・・踏ん切り付けたような・・?



クロサギ16
全く珊瑚礁ではない・・沖縄では馴染みのない大きな溶岩性の岩塊の陰へとクロサギは飛び込んで行った。

しかしどう見てもクロサギが生きていく環境としては、ここは相当厳しそうにしか見えないのだが・・? (ーー゛)




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ズグロミゾゴイ・・に石垣島で出会った・・
- 2017/10/15(Sun) -
この8日から4日間ばかり、沖縄本島を離れて石垣島経由で与那国島まで鳥見に出かけてみた。

本島以外の有人島での鳥見は初めてのことである。

17名の団体ツアーに加わってのバーディングながら、自分を含め写真撮影目的の数名除いては、主にスコープでの探鳥主体の方がほとんどであったのは、正直意外な感じがした。

石垣島では昼を大分過ぎてから日没までしか時間が無く、6羽いるはずの噂のカタグロトビには遂に出会えず、これといった出物もしっかり出現してくれる事も無く陽が傾いて、一日が終わろうとしていた。

ガイドから「最後にズグロミゾゴイ探しに行きます」・・とやや確信ありげに言われたものの、正直すでに期待感弱く、しかしなす術もなく、ただ身を任せてお連れ頂くのみであった。



ズグロミゾゴイ2
さて、案内してもらった所に降り立つと既に時刻は6時を回り、陽は傾き始め、道沿いのちょっとした杜は暗がりになっている。

ガイドから・・「ズグロミゾゴイ・・そこにいますよ!!」・・との想定外?に耳を疑うような明るい第一声がささやかれたのだ!!

「・・うわーっ!!・・こんな近くに・・マジにそれらしき鳥が佇んでいるではないの・・!!」 (@_@)

・・皆さん恐る恐る・・驚かさぬように、静々ゾロゾロ移動して、覗いてみたり撮影したりすることに集中・・。



ズグロミゾゴイ3
確かに・・文字どおり・・ず・・が黒い・・。 (一一")



ズグロミゾゴイ4
地べたに潜む餌物の動きに注視しているようで暫し身じろぎもしないが、やがて少しずつ移動してはみるものの、十数名ものバーダーの存在には、思いのほか寛容のようである。

皆初めは沈着な行動を心がけ相手を驚かさぬよう気を配っていたようではあるが、次第に砕けた大胆気味の行動になっていく・・。

それにしてもなかなか見ごたえがあり、存在感があり・・満足感に浸れる・・。



ズグロミゾゴイ1
杜の彼方に目をやると、距離はあるものの、開けた場所になんと別のズグロミゾゴイがちょこんと佇んでいる。



ズグロミゾゴイ5
移動し撮影距離を縮めてみると、杜の暗闇を背景にズグロミゾゴイが餌を探ろうとしている姿が浮かび上がった。

結果驚いたことに同じエリアに同時に3羽ものズグロミゾゴイが居たようなのである。

この3羽の関係は分かりようも無いが、何れも成鳥のようで、これだけ接近しての棲息が有りのようなのだ?



ズグロミゾゴイ6
一羽のズグロミゾゴイがぼくらの目前を横切るように飛翔し、道向かいのフェンスに止まってくれたお陰で全身の詳細が露わになった。

この写真から推察すると、飛翔した場合の翼の模様は、外見の地味さとは裏腹に意外性があるようにイメージできそうだ。

その後フェンス向こう側直下に舞い降りて餌を探る動きに出たところで、引き上げることにした。


いずれにしても初めて出会ったズグロミゾゴイながら、こうも警戒心が弱いとは予想外の事であった。

恐らくズグロミゾゴイが留鳥であって、この場所が公園的な人気の多い環境のようなので、やや人慣れしている事も関係しているのかも知れない?



さて、集団でのバーディングの場合、スコープによる観察を楽しむ方からすると、撮影が主体の今時のカメラマンとの行動にはきっと苛立つ事が多々あるのかもしれないし、実際そうした意見を今回一部の方からも耳にし、以前にもそのような話を聞いているのである。

ひとつの大きな要因は、最近のデジタル一眼レフカメラの連写性能の飛躍的向上にあることは間違いないところと思われる。

実際近くで度々連写されると、本人は気分が良いかもしれないが、秒間10コマ前後のガシャガシャ連続音に雰囲気を蔑ろにされる無神経な感じがして、一旦気に障りだすと我慢に耐えるしか無くなる・・という危険性?さえ孕む。( > _ < )

その意味で今回参加のとある方は理解していてかワンショットに設定されていて、シャッター音は気に障る程ではなかった。

これは偶然的なことながら、今回使用した自分のカメラがミラーレス一眼のためシャッター音が極めて小さく、必要なら無音撮影も可能であり、連写するには持ってこいなのである。


そのようなことにも留意して、バーディングをお互いに和気あいあいと楽しみたいものではないですか・・。(*^-^*)



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いつもと違う・・やたらとやんちゃぶるシロチドリが目につき・・
- 2017/10/01(Sun) -
シロチドリ41
いつもの海岸。

潮が引いた後に形成される自然の造形・・砂紋がまだ手付かずの姿で夜明けの薄明に浮かび上がる・・。( 一一)

暫くの間だけ・・人跡未踏、すっきり無垢の姿が見られる・・静謐な空間!!

やはりシギチ類もほとんどその姿は見られない・・。(水みちの向こうに2羽ほどいるのか?)




シロチドリ42
日の出を迎えて明るんだころ、真っ先にシロチドリがどこからともな現れてきた。

こちらとしては始めに腰を据えた場所からは、微動だにしていない。

するとシロチドリの方から近場まで接近して来てくれる。

それも今日の連中の中にいつもとは少し様子が違うのが目に付く・・。

・・目まぐるしいほどにやんちゃぶってバトルを繰り返し、慌ただしいのだ。




シロチドリ43
しつこいほど幾度となく突っかかり合っては、わめき立て合っている。

表情からして悪戯っぽいような・・。



シロチドリ44
これとてバトルの前触れなのである。



シロチドリ45
来たーっ・・バトルだ!!

度々のバトルに・・カメラひょっとして数打ちゃ当たりそうに思えて、C-AFモードに切り替えやたらにシャッターを切りまくる・・。

結果、思いのほか数多くの当たりが出てくれた!! !( ^ ^ )!
(こんなのはデジタル時代だからこそド素人のぼくにでも叶うことで・・)



シロチドリ46
散々暴れまくって、遊び疲れて・・か、暫くして一部は水浴びモードになり、満足げに入念な羽繕いへ・・。


見慣れたシロチドリながら、こうして彼らの一連の動きに無心にじっくり付き合っていると、時間も忘れてやはり幸せ感を頂けるようなのだ・・。(*^-^*)




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けな気なキョウジョシギに付きまとうのはあの地味目なシギであった・・
- 2017/09/27(Wed) -
キョウジョシギ1
潮が引いた砂礫の中に、2羽のキアシシギの姿が目についた。

不意の曇天で気が付きにくかったが、もそもそと蠢く数羽のキョウジョシギもそこに入っていたのだ。

もしかしてキョウジョシギのあの独特な羽のブチブチ模様は、こんな状況下で目立ち難くする狙いか・・??



キョウジョシギ
晴れ間が出てみると、キョウジョシギがしきりに小石を嘴で救い上げながら餌さがしをしているけな気な姿が浮かび上がってきた。

ファインダー内にはキアシシギの姿も見える。



キョウジョシギ3
どうやらキョウジョシギとは付かず離れずの距離感を保っているようだ・・。



キョウジョシギ4
それがはっきりと意図的な行動である様子が見て取れる。

キョウジョシギが懸命になって小石を嘴でひっくり返す作業の真横で、何か旨いものが飛び出すのを狙っているようだ。



キョウジョシギ5
・・これって・・いつものキアシシギじゃないみたいな感じが・・??



キョウジョシギ6
横取りされまいと必死にかわそうとするキョウジョシギから、獲物を奪い取ろうと執拗に追い回すキアシシギの姿が・・。

そんなことする暇があれば、キアシシギは立派な長めの嘴を持っているのだから、砂の中に潜むカニなど容易にゲットできるでのでは・・。

キョウジョシギとしては立派な嘴が無いために、重い石ころを一つ一つ返しては丁半を繰り返すとか、あるいは砂を嘴でぐいぐいと彫り込んではやっとの思いで獲物を手に入れる貴重な餌ではないか・・。

とは言えこれは人の考える思いに過ぎず、野生の世界では強いものが弱いものから餌を奪い取る事など言うまでも無い当然の現実なのだ。


ともかくキアシシギに対してのこれまでの思い込みが、一瞬で塗り替えられてしまったといわけで・・。 ( >_< )



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早朝のキアシシギ・・
- 2017/09/25(Mon) -
このところ暫く干潮のタイミングの合う日に限って、夜明け前の朝6時頃浜に腰を据えることがある。

早朝とは言えまだ気温も湿度も割にあるが、微風は心地よくてありがたい。

・・しかし呆れるくらい鳥の様子の少ない日がある。(有り勝ちな事ではあるが・・)



キアシシギ21
シロチドリとか何でもよいので・・とやや諦め気分でいると、一羽のやや大きい水鳥がどこからかやって来てくれた!!

少しばかり距離がある上、逆光で何の鳥かの判別も難しい・・。



キアシシギ22



キアシシギ23
暫くして咄嗟にその子が目前に移動して舞い降りてきてくれた。

・・キアシシギであった。(気のいいやつ・・(*^^*) )


手持ちでの振り回しを考えるとカメラはやや軽量で手振れに強い機材という事になるが、現在のところやはり OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅡの出番になってくる。

咄嗟に瞬時のC-AF切り替えもし易く、慣れてくると840mm相当の超望遠でもそこそこぶれずにキャッチできる・・ので助かる。



キアシシギ24
キアシシギのこの場でのお目当ては、干潮後の砂に潜むカニ類のようだ。

カニは微かな振動にも敏感で警戒心が強く、めったにその姿の拝めることは無いが、キアシシギは容易に探り当てる。



キアシシギ25
嘴が余程しっかりしているのか、カニを挟み込んで潰した時、カニの体液か何かがブチっと飛散したようだ。



キアシシギ26
食事が一段落して、水浴となる。

朝日を浴びて、気分爽快の様子・・。


キアシシギは数も多く入るのでこれまでにも何度となく接してはいるが、「地味でおとなし気で当たり障りのない・・」的存在の目立たない印象がある。

ところがこれ以降に・・意外な小賢し気な?ちゃっかり者の一面を示す場面に触れることになる・・。



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